2005年07月30日

「Dearフランキー」




父親と男の子の、あたたかい関係が素敵でした。
親子といってもここでは擬似親子で、
父親を知らない男の子のために母親が男性を雇うのですが、
その男性が父性を獲得していく様子が微笑ましい。

カケッコして、石投げして、食事して、土手に座って・・・。
特に子供が難聴のため、言葉を口にすることは少ないけれど、
目がだんだん優しくなってくる。
言葉の愛情表現が(もしかしたら殆どの男性が)苦手なのかもしれないですが、
代わりに体全体で子供をフワッと包み込んでいるようでした。

父親役、ジェラルド・バトラーの出演作はまだ観たことがないですが、
これから少し注目してみようと思います。(最近は「オペラ座の怪人」が有名ですね)
ガタイが大きいのでぱっと見はいかつい感じですが、
子供を見つめる優しい眼差しが印象的でした。

奇抜なストーリー展開もなく、もちろん派手なアクションもありませんが、
温かい気持ちになります。
こういうのを、「ハートウォーミングな作品」と呼ぶのかもしれない。

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posted by hanabi666 at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月16日

「いつか読書する日」




「クローサー」に引き続き、「大人の恋愛映画」でした。
自分に正直な「クローサー」と違い、こちらは"秘めた想い”。

主人公が田中裕子、岸辺一徳ということで、
観客もそれなりの年齢層の方が多かったです。
しかも、ご夫婦が目立ちました。熟年になって夫婦で映画鑑賞なんて、羨ましい。
「クローサー」ほど刺激的な内容ではないので、喧嘩になる心配もないですね。

でも、考えようによっては、この作品の方が想いは真剣、深刻、熱くて深い。
なんせ高校時代の彼氏を想い続け、独身を貫いて50代。
想い続けるといっても、それを口に出すことはなく、
周囲の人にはそんな素振りは決して見せない。
そんな静かで強くて情熱的な女性が、田中裕子さんにぴったりでした。
しかし、人間、こんなに長い間、1人の人を想い続けられるものなのでしょうか。

岸辺一徳さんには飄々としたイメージを持っていましたが、
今回は色気漂う熟年男性。
色気といっても、ムンムン漂う色気ではなく、何と言うか・・・色っぽい感じ。
ますます好きになりました。


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2005年07月13日

「クローサー」




月並みな表現ですが、「大人の恋愛映画」です。
でも内容は、そんな月並みな表現ではおさまりきらない。
「人間的な」「現実的な」「生々しい」・・・。

ここまで本音で生きるのもアリなんだ。
我侭で、時には周りを傷つけるけれど、自分を偽らない。
格好悪くても自分に正直に生きる。
そう、恋愛なんて、そもそも周りの事を気にしてするもんじゃないし、
もともと格好悪いもの。
・・・という感じでしょうか。

4人の男女の出会いの設定は、ややこじつけ気味だけれど、
そんなことはどうでもいいくらい、魅力的な俳優さんたちでした。
ジュード・ロウは見た目が好きではなく、出演作も観たことがなかったけれど、
ああいうちょっと情けない役ができる人なんですね、ポイントUP。
クライヴ・オーウェンは抜群に魅力的なキャラでした。
ジュリア・ロバーツとナタリー・ポートマンは言うまでもなく。

4人も有名どころが揃っていれば、
誰かの存在感が薄かったり(つまり誰かだけが目立ちすぎたり)、
逆にみんなが主張しすぎてうるさかったりするかと思ったけれど、
誰かが出すぎることもなく、でもみんないい感じに主張して、
程よいバランスと思います。

誰かだけがきれい事を言ったりせず、
4人が4人とも本音で自分に正直に行動するところが清々しい。
素敵な作品だと思います。


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posted by hanabi666 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月09日

「帰郷」




西島秀俊という俳優さんはすごい。
普通な感じ、気取っていない感じ、いい意味で地味な感じ。
きっとこれからどんどんいい味出していくんだろうな。

30過ぎて独り者で、なんとなく頼りない男性が、
帰郷して久々に元彼女(?)に再会・・・と思ったら、
いきなり次の日に行方不明に。
彼女を探して、彼女の子供と1日を過ごすうちに、
だんだん頼もしくなっていくお話。

子供の力ってすごい。
一緒に過ごすうちに、彼に責任感を持たせてしまう。
始めは「仕事があるからもう東京に帰る」なんてつれなかったのに、
最後には「この子を守るのは自分しかいない」と育てていく決意までさせてしまう。
子供と心が通い合っていく様も微笑ましいけれど、
彼が逞しくなっていく様に目を奪われる。

ロードムービーは眠くなるのではっきりいって苦手だけれど、
この作品は全然眠くならず、楽しめました。

たまたま深夜テレビで「鬼火」を観て、
素敵な女優さんが出ているな、誰だろう、と思っていたら、
なんと片岡礼子さんだった。
清楚で色っぽい、素敵な役でした。
(途中から観て、途中で寝てしまった(涙)。今度レンタルしてこよう。)
「帰郷」では出演シーンは多くなかったけれど、存在感は抜群です。
脳出血で倒れて療養後、初めての映画出演とのこと。
西島秀俊さんと共に、これから大注目です。


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posted by hanabi666 at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月05日

「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」




ニクソン大統領時代のアメリカの社会問題を取り上げた
歴史的な意義のある作品・・・なのだろうけれど、
いまいち「意義」にはピンとこないのは、私が社会問題に疎いからだろうか。
それとも、日本人には一般的に感情移入しにくい話題なのだろうか。

なによりこの作品で凄いと思ったのは、主演のショーン・ペンだ。
アカデミー主演男優賞を受賞した「ミスティック・リバー」での迫真の演技も
もちろん素晴らしかったが、今回の抑えた感じの演技はそれ以上ではないだろうか。

前作では強さを、今回は弱さを感じた。
妻に離婚されたり、事業立ち上げに失敗したり、大統領暗殺を思いつく動機も
無茶苦茶ネガティブで、思い込みが激しくてナイーブで。
見ていて切ない・・・、いや、なんか気味が悪い。
そう、見ていて気味が悪い演技ができる俳優さんなんて、そうそういない。
やっぱりショーン・ペンは凄いと思う。

主題の「大統領暗殺」に興味が薄いせいか、彼にくぎ付けの107分でした。


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posted by hanabi666 at 03:14| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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