2005年08月28日

「ワースト☆コンタクト」




一日働いてちょっと疲れた体で行く夜の映画館。
そんなレイトショーにぴったりの作品でした♪

人を信じる気持ちとか、自分の住む地球を愛する気持ちとか、
シリアスなメッセージも種々ありますが、
これはコメディ作品。
登場人物やストーリーのくだらなさ加減がたまりません。

ヤクの取引に向かうヤクザ。小さい頃は肥満児だった。
ヤクザの(?)子供を身篭る女。SMが趣味。
ヤクザの幼馴染の警察官。妻から離婚届をつきつけられている。
ヤクザの取引を邪魔する彼の親分。親分なのに(だからこそ?)子分の手柄を妬む。
ヤクザが犯罪を犯すよう仕向ける警察官。ヤクザを捕まえて昇進することを夢みる。
そして・・・、
地球侵略のためにやってきた宇宙人。何故か関西弁。

日常生活に宇宙人をもってきた、あり得ない設定がポイントでしょう。
その取ってつけたような設定や、怒鳴るセリフがたまに聞き取りにくいことは、
普段なら、居心地の悪さにつながりそうですが、ま、コメディだからね。

そのコメディが板についてきたヤクザ・哀川翔さん、この作品でもいい線いってます。
しかし、一番の注目株は西成(にしなり)星出身の宇宙人・板尾創路。
どうみても浮浪者でしかない宇宙人を、
「怪演」と評されるとおり、まさに怪演です。お笑いよりいいかも。
小泉今日子主演の「空中庭園」も楽しみです。(キョンキョンの旦那役)

真剣に観るとバカバカしいので、軽い気持ちで、
DVDが出たら寝しなに観ることをオススメします。


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posted by hanabi666 at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月21日

「ある朝スウプは」




きっつい話やなあ。
観終わったあとの、いや、観ている間からの正直な感想です。

同棲している恋人がパニック障害を発症し、
救いを求めて新興宗教にはまってしまう。
自分も仕事をなくし、再就職の面接に落ち続ける日々。
そんな境遇に陥ったとき、私は恋人を思い続けられるだろうか。

新興宗教にはまるというだけで十分に別れの原因になるのに、
自分もその世界に引き入れようとされた時・・・。
志津のように、彼を元の世界に戻そうと必死になれるだろうか。
恋人・北川君がパニック障害を発症したところから物語は始まるので、
その前の2人の様子は推し量るしかない。
もしかしたら、とんでもなく深い愛情に包まれていたかもしれない。
それでも・・・。

志津はいつか部屋を出て行くだろう、という予想に反して、
7ヵ月もの間、彼等の闘いは続く。
一緒に住んでいても、どれだけ愛おしくても、所詮は他人。
どこまで近づけるか、どこまで一つになれるのか、チャレンジし続けたのに。

冒頭とラストの朝食のシーンが印象的。
長くいつまでも続く冒頭の朝食は、後の不穏な日々を予感させる。
(いつもまでも続くといっても、普通に食事しているだけ。映画でみると長く感じる。)
ラストの(やはりいつもでも続く)朝食は、疲れきった二人のはずなのに、
やけに清々しく感じる。闘いの後の静けさ。
部屋に差し込む春の陽射しのせいだろうか。

昨年のぴあフィルムフェスティバルのグランプリ受賞作品。
スタッフは出演者を含む5人だけ、しかも3万円という低予算だったそうです。


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posted by hanabi666 at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月16日

「亡国のイージス」




「平和というのは、戦争と戦争の間にあるもの。
日本は60年もその間にいる。それで良いじゃないかと私は思う。」
60年は長いのだろうか。歴史を振り返れば、長い期間なのかもしれない。
でも、願わくば戦争は平和と平和の間にあって欲しい。
60年なんて短い短い、と言えるように。

戦争を知らない世代、と嘆く人もいるが、
知らない方がいいこともあるように思う。
大事なのは知ることではなく、繰り返さないこと。
いや、繰返さないために知ることが大事なのか・・・。

「どんなにみっともなくても生きろ。」
私たちは、戦争を知らない世代のままでいられるだろうか。

主役級の俳優が揃いすぎて、出て来る人、出て来る人、有名人ばかり。
でも、みんなが主張しすぎて収拾がつかなくなったりして・・・、
などという心配は無用でした。いい感じで食い合っている。
日本にもいい俳優さんたくさんいます。
日本映画も捨てたもんじゃないですよ。
自衛隊全面協力というだけあって、艦も飛行機も迫力満点でした。

戦後60年の今年だけではなく、これからもずっと、多くの人に観て欲しい。


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2005年08月14日

「運命じゃない人」




誠実だがとんでもなくお人好しの宮田君が、
会ったばかりだけど、いい感じの子だなとホノかに思いを寄せる真紀ちゃんの
電話番号をゲットするお話。

所謂ラブストーリーなのだけれど、98分の構成が面白い。
主人公の宮田、親友の神田、宮田の元彼女のあゆみ、初対面の真紀ちゃん、
そして何故かヤクザの浅井組長。
こうつながるのか、あれはこの人だったのか、ここにこんな人がいたんだ等等、
5人の物語がパズルのように組み合わさって、徐々に全貌が明らかになる。
このような構成を表す専門用語が、ちゃんとあるのだろう。
チラシには「タイムスパイラル・ムービー」、
映画評には「5つの物語がパラレルに進行する」とありました。

登場人物もそれぞれ魅力的。
立っているだけで絵になる宮田・中村靖日さん。
某缶チューハイのCMで、優香が投げたフリスビーを口でキャッチして
ヨシヨシされる彼氏役!!(ご自身のブログ発見しました。)
山下規介さんをみたのは久しぶりです。
三枚目やるようになったんですね、いい感じです。
何より注目は、親友・神田こと山中聡さん。
30才を過ぎたら女性との自然な出会いなんて絶対ない、と宮田を諭したり、
ヤクザの怖さをあゆみに説き伏せたり、
私立探偵という肩書きと、それにぴったりのちょっと怪しい風貌で、
何か裏がありそうな気配もするのに、宮田のことは誰よりも気にかけている。
そのギャップが興味をそそります。
「ハッシュ!」に出演していたそうですが、どの役だろう・・・?


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posted by hanabi666 at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月13日

「ヒトラー 〜最期の12日間〜」




狂気の独裁者が、プライベートでは優しい一面を見せる。
ヒトラーを美化している、と批判もあるようですが、
完璧な独裁者としての側面だけでなく、弱さも優しさも見せられた方が、
いっそう彼の狂気が引き立つように思う。

恋人、側近とその家族、秘書には優しい言葉をかける一方で、市民を無視した指揮。
それでも彼を慕う者がいるのはカリスマ性だろうか。
彼だけではなく、独裁者と呼ばれる人は、きっと強い信念を持ち、
理想を語る目は力強く、言葉は人を惹きつけるのだろう。
正しいかどうかは別として・・・。

避難せず地下要塞に立て籠もり、
戦闘能力など残っていない隊の援護を信じて最期まで指揮をする様子は、
気がふれたかと思わせる。
それとも側近の1人が語るように、最期まで総裁の威厳を保つためのポーズなのか。
自決を決意し、後は敵に無残な姿をさらさないため焼却処分を命じる姿からは、
理想を実現できなかった無念が溢れる。

ヒトラーの人間味溢れる描写に心奪われつつも、
戦争が残す傷から目を背けることはできない。
一度は戦争に魂を売った少年が、戦争の悲惨さに気付き、
自分を取り戻していく姿だけが唯一の救いだ。


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posted by hanabi666 at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | その他ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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