2009年05月02日

「路上のソリスト」

KICX4139.JPG

「アリー・myラブ (4th Season)」以来、
すっかりロバート・ダウニー・Jr.のファンになってしまいまして。

「チャーリー」「レス・ザン・ゼロ」等ほかの出演作も観ましたが、
やっぱり「アリー」のロバート・ダウニー・Jr.が一番だなあ、
なんて。

麻薬事件でしばらく見かけませんでしたが、
復帰後は意欲的に映画に出演していて、
やっと出てきた〜と喜んでおりました。

「路上のソリスト」のコラムニスト役もよかったです!
ジュリアードに入ったにもかかわらず病気のために中退し、
ホームレスになってしまった男性(ジェイミー・フォックス)。

彼と出会い、彼の才能を埋もれさせまいと奔走する姿、
彼と何とか心を通わせようとする姿ももちろん胸を打たれますが、
ロバート・ダウニー・Jr.のユーモラスな部分が
この作品のスパイスになっていると思います。
真面目な顔してチャーミングなロバート・ダウニー・Jr.は最高です。

ずば抜けた音楽の才能を持ちながら、
家族も学校も捨ててホームレスの道を選んだ男性。
音楽さえあれば住むところも必要なしという一途さ。

その人にとって何が一番大切かは人それぞれなのに、
人は自分の価値観を他人に押し付けてしまいがちです。
コラムニストも最初はそうでした。
住むところを与え、病気の治療を受けさせようとし、
有名音楽家の指導を受けさせ、リサイタルを開きます。
悪気はありません。
それがすべて彼のためになると信じているのです。

しかし、実際は違いました。
彼はリサイタル会場から逃げ出します。
治療も拒否します。

ほかの人にとって大切なことでも、
その人にとっては重荷だったり必要ではないこともあるのです。
価値観の相違とよく言いますが、
まさにそんなメッセージを投げかけられました。

実は観おわった後、
この作品が何をいいたいのかいまいち分かりませんでした。

ホームレスの音楽家は音楽だけを信じていて、
家族も住まいも捨てたけれど音楽があれば生きていける。
離婚していまいち張りのない生活を送っているコラムニストは
音楽家と出会い、彼を助けようとする。
最初は興味本位で近づいたけれど、
そのうち心が通じてしまって本気で彼の力になろうとする。

人生、何か一つでも信ずるものがあると幸せ?
他人と心が通じることは素晴らしい?
人のために一生懸命になることは気高い?

いろいろ考えましたが、よく分からなかったのです。
音楽があれば何も要らないのは分かった。
定住するよりホームレスをしている方が楽だというのも、
何となくだけど分からないでもない。
で?

・・・私は自分と違う価値観を
受け入れようとしていなかっただけのようです。
自分と違う考え方に違和感があり、拒んでいたみたいです。
今まで何度も価値観の違う人とぶつかり合い、
他人に自分の価値観を押し付けるなと言ってきたのに、
このザマです。

ほんとはそんなに難しい作品ではないのかもしれませんが、
1週間たってようやくしっくりきました。

あと、一つ難点だったのは
統合失調症の音楽家を演じたジェイミー・フォックスが
早口すぎて字幕の文字に追いつけなかったこと。
英語が分かればもっとリアルに
ジェイミー・フォックスの演技を感じられたのに、
とつくづく思いました。

音楽のことはまったく分かりませんが、
音楽家が30年ぶりに手にしたチェロを演奏するシーンは
ちょっと鳥肌が立ちました。
全編が音楽であふれているので、
サントラも素敵なのではないでしょうか。



posted by hanabi666 at 15:58| Comment(0) | TrackBack(2) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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